福島県南酒販株式会社
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県産地酒

酒蔵探訪 3 【2005年7月】
「又兵衛」 合名会社四家酒造店
いわき市内郷高坂町中平14
Tel.0246-26-3504 / Fax.0246-26-3560
 いわき市内郷にある四家酒造店を訪ねると、まずその厳かともいえる佇まいに圧倒される。ぐるりと回った塀、大きな腕木門に掲げられた「四家又兵衛」の表札。四家酒造店は、今を遡ること150余年、弘化2(1845)年の創業である。現在の建物は100年ほど前に建てられたものを手を入れて使っているという。
 初代四家又兵衛は、酒好きが高じて自分で楽しむために酒造りを始めたという。川柳なども嗜んだ又兵衛は、俳号を「竹林亭真酒躬(ちくりんていますみ)」としていた。竹林の多いこの場所のまことの酒飲み。その酒好き度合いがうかがわれる名前である。
 現在中心となっている銘柄は、その初代の心意気を汲んだ「又兵衛」。以前は「福美」「竹林」といった名前も使っていたが、30年ほど前から「又兵衛」が登場、今ではすっかり定着している。
 四家酒造店が大切にしているのは、いわきの地酒として地元に親しんでもらうということ。広いいわき市内で、現在仕込みを行っている蔵は、四家酒造店を含めて3軒しかない。そんな状況の中で、地元の人に愛され続けるために、地道な努力を続けている。
 会津地方などにくらべ、気候の温暖ないわきは仕込みの際の温度管理が難しいという。けれど、昔からこの場所で行ってきた酒造りを守り、質の向上を目指していきたいと、四家良一社長を中心にていねいできめの細かい酒造りを行っている。
 地元の多彩なニーズにこたえるべく、酒も辛口から甘口まで特徴ある酒が揃う。写真は右から全国新酒鑑評会で平成16、17年度の2年連続で金賞を受賞している「又兵衛 大吟醸」、雑誌「特選街」日本酒コンテストで純米酒部門第1位を獲得した甘口の純米酒「ふくみ」、そして糖類無添加の上撰酒「又兵衛」。他に、いわきの観光名所をデザインしたセットや、冷おろしなどの季節の酒も揃う。

 地元で消費されることの多い「又兵衛」だが、全国各地にファンも多い。その一人が俳優の三国連太郎氏だ。三国さんは、映画「釣りバカ日誌」の撮影でいわきを訪れ、偶然「又兵衛」を飲んだのだそうだ。以来「又兵衛」のとりこになり、直接注文があったり、飲んだ感想を手紙でくださったりと、四家酒造店との関わりもそのときから始まり、現在も続いている。
 さらに、福島県出身で「釣りバカ日誌」の主人公を演じる西田敏行さんが入院した際、退院のときに快気祝いとして三国さんが贈ったのも「又兵衛」である。そのときの写真はスポーツ紙に大きく掲載された。
 見せていただいた手紙も達筆で驚いたが、事務所には三国さんから贈られた書が飾ってある。
  人の世で
  いろいろ与えられている
  天恵の中で
酒の右に在るものなし
「まことの酒飲みの酒」が、やはりきっと「まことの酒飲み」であろう三国さんとの縁を築いたといえよう。余談になるが、三国さんの息子である俳優、佐藤浩一さんが「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「食わず嫌い王決定戦」に出演した際、「又兵衛」をお土産に持参したそうだ。
 築後百年を経たという建物では、現在室の改良などのための工事が行われていた。出入りの大工さんたちとも気軽に挨拶を交わすあたたかな雰囲気もあり、人とのつながりを大切にする心が些細ではあるがそんなところにも感じられた。
 地元とのつながりを大切に、地に足のついた酒造りを続ける四家酒造店。まことの酒飲み「又兵衛」さんの思いは150年を経た今もここにある。
話をうかがった、左が四家明さん、右が四家久央さん
▲話をうかがった、左が四家明さん、右が四家久央さん
「又兵衛」 合名会社四家酒造店

上撰 又兵衛 純米酒ふくみ 又兵衛 大吟醸
「上撰 又兵衛」 「純米酒ふくみ」 「又兵衛 大吟醸」

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