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コラム

第九十三回 酒類課税数量より
常務取締役 今泉 浩之
 東北地方も漸く梅雨が明け夏本番を迎えたが、今年は、5月、6月鹿児島県口永良部島・浅間山の噴火そして箱根山で火山活動が活発化し警戒レベルが引上げられた。同6月九州で局地的大雨に見舞われ、鹿児島県では観測史上最大の月間雨量を観測するなど今年もと言うべきなのか、天候不順による大雨、噴火そして地震の発生など、悲鳴とも取れる自然の力に翻弄される年になるのではないかと思ってしまう。
 明るい話題として、1973年の計画から40年の時を経て3月に北陸新幹線が開業、東北の地では、3月地元福島県の常磐自動車道が東日本大震災後、4年振りに全線が開通した。同じく隣の宮城県でも震災で被災したJR仙石線(仙台〜石巻間)が全線開通となり、まだまだ再興までは程遠いが、一歩一歩前進していることが何より嬉しい。
 ジメジメした梅雨も終わり、根強い景気の停滞感も梅雨明けとなれば良いが、日照不足による野菜等の価格高騰、円安にともなう原材料価格の上昇、人手不足による人件費の上昇など、徐々にコストの負担が身近に感じられ日々の生活等に様々な悪影響を与えている。この状況下、今後の動向を推察することは難しいが、愚直に多方面で関わりながら地域に寄り添った姿勢を持ち続けたい。
 国税庁課税部酒税課速報(速報値)発表より、酒類課税数量(国税局及び税関の合計)が公表されており、その推移を振り返ってみた。
 酒類課税数量(国税局及び税関の合計)は、後掲表にあるとおり25年度と26年度を月別対比で表わした。酒類合計では、平成26年度は25年度対比率△3.8%減と前年3月の仮需の裏返しと4月以降上期の需要回復の遅れが大きく影響したと言える。
 品目別に和酒、ビールおよびその他の醸造酒のマイナスが大きく、言うまでもないが前年3月の買い込み商品(まとめ買い)の仮需が影響している。伸長した品目では△果実酒1.4%増△甘味果実酒12.9%増△ウイスキー10.9%増△発泡酒2.8%増△スピリッツ等18.5%増と前年の数量を大きく上回っている。果実酒は、伸びが鈍化してきたものの5年前と比べ消費数量が1.4倍と伸びており、豊富な種類、価格帯別での選びやすさなど消費者のニーズが健康志向に合致し受け入れられている。ウイスキーは、月を追うごとに好調に推移しており、ハイボール人気が若者の需要を取り込んでいる。さらに小規模ながら地ウイスキーのメーカーも世界的に知られるようになり、ウイスキーの人気持続に期待したい。発泡酒は、ビール各社が競って新商品を市場へ投入、凸凹はあるが一定の評価がされているのではないか。スピリッツは、まだまだ数字は小さいが、5年前と比べ実に2.7倍と消費数量が伸びており、RTD市場での機能性商品、輸入ブランド商品などへの関心が高い。今後の酒類の消費動向は、「演出のたのしさ」「こだわり」「本物志向」が鍵になる。
 次に、品目別の構成比を比較した左表より、10年前と比べ変化していることがわかる。
 15年度と26年度を比較し、ビール・発泡酒が大幅に減少し、その他の醸造酒、リキュールが増加している。その年度ごとに国策の影響、市場環境、酒・食に対する価値観、個性が変化しており、その年の傾向が反映していると言える。
 
 
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